僕も発売早々に購入し使っていますが、「第3のアンプ」と呼ばれるだけあって、見た目・性能共に素晴らしいです。その素晴らしさは「YAMAHA THR」で検索すれば山ほどレビューや評価が出てくるのでここでは触れませんが、検索しても探せなかった『YAMAHA ( ヤマハ ) THR10でシミュレートした音とドライ音(素の音)を「Steinberg Cubase」(スタインバーグ キューベース)に同時に録音する方法(簡単)』について書いておきます。
補足:THRにはDAWソフト「Cubase ai」が付属(バンドル)しています。
はじめに:シミュレートした音と素の音を同時に録音するメリット
THR10はUSBでPCに接続し、オーディオインターフェースとしても使えます。その際、アンプ部でシミュレートした音や、エフェクトをかけた音をDAW(cubase等)にそのまま録音することもできます。THRのアンプシミュレータや内臓エフェクトは普通に「イイ音」なので、そのまま本番テイクになることもありますが、後から音色をガラっと変えたくなった時など限界があります。(例えば、ゴリゴリに歪ませた音をクリーンにしたくなったとか・・)なので、別トラックに同時にシミュレートもエフェクトもかけていない音(ダイレクト音)を録音しておけば、この「素の音」に後からプラグインのギターアンプシミュレーター(AmpliTubeとか)をかけることができ自由自在です。
少し前はこのいわゆる「掛け録りとドライ音の同時録音」はそこそこ面倒でしたが、THRとcubaseの組み合わせで簡単にできます。
※以下、cubase Pro9.5とTHR10をUSB接続して基本設定は終わった状態からの方法です。(画像もcubase Pro9.5のキャプです)
スタジオから「オーディオコネクション」を開く
※旧バージョンでは「デバイス」ですね。
「入力」タブで「バスを追加」する
バス名は何でもアリ(ここでは「THR_DI」にしました)
デバイスポートで「THR Guitar DI 1」を選択
オーディオトラックを2つ追加する
ここでは分かりやすく「guitar1」「guitar2」にしました。
各トラックの入力設定を行う
「guitar1」は「Left」に「guitar2」は「THR_DI」に
これで、「guitar1」にはTHRで加工した音が掛け録りされ、「guitar2」には素の音(ダイレクト音)が録音されます。
録音結果
両トラックを同時に録音しました。レイテンシーが酷かったので、guitar1はミュートしました(うろ覚え)
guitar2・・ドライ音なので波形が小さく分かりずらいですが、しっかり素の音が録音されています。
【補足】素の音があまりに小さい時は「Audio(A)」>「処理(R)」>「ノーマライズ(N)」で大きくすることができます。
このやり方が検索で探せず苦労しました。THRユーザーのDTMerの方の参考になれば幸いです。
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